NPO法人Yamagata1主催 皆で学ぼう防災・減災に行ってきました。
令和7年2月26日に道の駅「やまがた蔵王」で開催されたNPO法人Yamagata1が主催する「皆で学ぼう防災・減災」に参加してきました。
近年は山形でも地震・洪水などの自然災害が続いており、いつ自分の身に降りかかってもおかしくない状況の中で、能登半島地震などの災害現場で支援活動を行っており山形県自主防災アドバイザーでもある千川原公彦さんのお話しを伺いながら、災害食を実際につくって食べてみたり、2択のクイズ形式の防災ゲーム「クロスロード」を参加者とともに体験してきました。


災害食体験ではアルファ米の味付けごはんとお菓子でつくるマッシュポテトを実際に作ってみました。実際の災害現場では電気やガスが止まった状態で食料の確保が難しい状況となります。そんなときアルファ米があれば、お湯ないし水でごはんを作ることができます。今回はお湯で作りましたが15分であたたかいごはんが食べるということは災害現場において心の平穏に繋がるのではないでしょうか。日持ちもするということで備蓄食料の中にあると心強いので、ぜひ自分も取り入れてみたいと思います。
防災ゲーム「クロスロード」では参加者でグループとなって自分が選んだ答えについて話し合いました。題材は災害が起こったときに迫られる2択でした。自分の置かれている立場によってどちらを選ぶか違っていて、自分のグループでは意見が分かれる設問がありました。「どちらが正しいとかはありません。なぜその答えを選んだのか話し合いましょう。」と千川原さんに促され、相手の話を聞くとその答えにはその人の理があって、その上で自分の想いもちゃんと伝えることができました。困難な場においてコミュニケーションがとても大切であると思います。災害は様々な人の視点で考えることが必要だとあらためて感じました。


最後は電気自動車を用いた給電装置や災害時に役立つ道具、能登半島地震でも活躍した災害支援車両LCXの紹介など様々な防災・減災の知識を学ぶことができるイベントでした。実際に体験をすることで自分が実際に被災したときにどうするのか。また防災・減災としてどのような準備が必要なのかを再認識することができました。
NPO法人Yamagata1では今回の防災・減災の他にも様々なテーマで活動していますので今後の活動にも注目してみましょう。
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