山形大花火大会サポータークラブ
山形大花火大会サポータークラブは、毎年須川反田橋周辺で行われる「山形大花火大会」の運営補助を行っている団体です。昨年も今年も、花火大会の運営補助はもちろん、夏と冬の2回にわけて、山形駅西口広場で、「キャンドルナイトin駅西」を開催し、花火を通じた地域活性化活動や交流活動も行っています。
今年も、大花火大会開催前に合わせて、8月9日(土)に「キャンドルナイトin駅西」を開催。その様子をご紹介します。
なぜ「山形大花火大会サポーターがエコキャンドル?」と思った方。お答えします。山形大花火大会の花火は花火の破片がごみになって周りに散乱し、回収作業が必要でした。しかし、2年前から環境に配慮するため、破片がそのまま土に還る素材を使ったエコ花火を一部使用しています。その特徴のPRも兼ねて、キャンドルナイトを行い地球環境への配慮を呼びかけようと、このイベントが始まりました。そして、大花火大会が終わった後の市民サポーターの交流の場にもなっています。
さて、当日サポーターの皆さんは、明るい時間からキャンドルの配置を開始。約1000個のキャンドルが用意され、文字が正確に作られていきます。
まず、出来上がった文字は今年の花火大会テーマに合わせた『Passion』という文字。また、山形大花火大会の特徴である『eco花火』という文字も。
日も傾きはじめた午後6時、準備したキャンドルに点火。道行く人もきれいなキャンドルの光に立ち止まって見ていました。
あいにく風が強く吹く日で、点灯した先から火が消えてしまう状態。やっとの思いで、全部に灯りをともし、霞城セントラル22階から完成図を参加者みんなで確認。火がゆらゆら揺れて、消えることのないきれいな花火があがっていました。
現在は、「冬のキャンドルナイト」の企画が進行中。冬のキャンドルナイトは、環境やエコに関心のある他の団体とも連携して、この大きな広場で、環境に対するそれぞれの思いを、表現できる場にしていけたらと代表の高橋さんはおっしゃっていました。
昨年は山形市市民活動支援補助金・公開プレゼンテーションにも参加し、「ゴミ分別でエコ花火」事業で見事補助金を獲得。その補助金を使って、大花火大会のごみを分別し回収する「エコステーション」を用意し、活動しました。昨年に続き、今年もその事業を行ったそうです。左の写真はそのエコステーションの様子。
毎年多くの観客が訪れる山形大花火大会。きれいな花火を打ち上げ、観客の皆さんに楽しんでもらうために、たくさんの市民のボランティアの力が加わり、清掃作業や準備作業・PR活動が行われています。来年からは、花火だけに注目するのではなく、そんなボランティアの方々にも注目してみませんか?