令和元年7月21日寒河江市のGallery&Caféあるあ~るで行われた東北リレーションシップの「俺たちが笑えば、きっと明日は誰かの笑顔になるぜ お絵かき缶バッチつくり」にお邪魔してきました。
主催団体である東北リレーションシップは社会参加を通じ市民と障害者相互の理解を深めるための活動をされている団体です。
今回のイベントについて代表の多田さんは障害を持った人と一般の人が同じ場所で交流をするアイテムの一つであると語られました。特に今回のようなワークショップは滞在時間が長いので自然と関り合いを持ち、やりとりの中で理解を深めることができるそうです。
今回お邪魔した時は大人の女性が参加されていましたが、普段はお子さんの参加が多いそうです。
会場にはカラフルで可愛らしい動物や花の切り絵が置いてあり、それらを用いたり、自分で描いたイラストでオリジナル缶バッチを作る事ができます。
また団体では普段から缶バッチ作りを行っており、福祉事業所を通じ障害者の方に安全ピン止めや、シール張りを依頼する就労支援を行っています。約18の県や市町村のゆるキャラをモチーフにした缶バッチはガチャポンに入れられ、天童駅や上山城、最上ふるさと公園に設置されています。また山形市役所ではべにちゃんグッズをお買い求め頂けます。
同会場では同時に「触れるあ~と工務店」と題した展示会も行っており、そちらも鑑賞させていただきました。
入口のテントを抜けた先には実に多彩な作品の彩られた空間が広がっていました。イラストや陶芸オブジェなど作品の種類も多様で、知的障害や視覚障害など様々な障害を持った方達の作品が出品されていました。
上の写真は全盲の方が描いた戦艦です。実際に見たことはなくとも小説などからイメージを膨らませ作った作品です。この展覧会の作品は実際に触る事ができる作品が多く、この作品も手で触れると線の凹凸を感じることができます。またこの戦艦の設定などを細かく記した紹介文が展示されていて、更に読むだけではなく音声でその紹介を聞くことができます。
会場には参加者の一人の歌が流れていたり、においで感じる作品があったりと障害をもった方達が自分にできる手段で表現し、楽しんで作品を作った様子が伝わってきました。
この「触れるあ~と工務店」はお盆休みやGallery&Caféあるあ~るの定休日を除いて8月18日まで開催されています。興味を持たれた方は是非足を運んでみてください。
東北リレーションシップでは障害を持った方達を主役とし、様々な活動を行い発信しています。YouTubeにて動画の公開も行っております。「東北リレーションシップ」若しくは「オレたちが行けばきっと明日は誰かの地図になるぜ!珍道中」で検索してみてください。
■東北リレーションシップ
代表 多田裕也さん
連絡先 080-1816-8165 himawari200855@opal.ocn.ne.jp