ちぇりっぽのヘルシーカフェ②「ストレスとうまくつきあうために」
ちぇりっぽ(女性=健康Yamagata)
平成27年1月25日(日)、山形市あかねヶ丘の生活塾(いきいきじゅく)にて、「ちぇりっぽ(女性=健康Yamagata)」がヘルシーカフェ②のイベントを行いました。私も取材を兼ねて参加してきましたので、ご報告します。
「ちぇりっぽ(女性=健康Yamagata)」は、山形の女性が、仕事や地域活動、家事育児などの生活を送りながら、自らの健康の大切さを自覚し、健康の維持管理をしっかりと行い、健康であることを通して豊かな生き方ができるように、女性の健康への意識改革と地域社会への啓発を推進することを目的に活動している団体です。これまで「心と身体を元気にする」をテーマにセミナーを開催したり、小冊子を作成しています。
今回は、山形県男女共同参画センター「チェリア」山形県男女共同参画県民企画事業として、第1回目の「ヘルシーウォーキングin文翔館」に次ぐ第2回目のヘルシーカフェとして開催されました。テーマは「ストレスとうまくつきあうために」です。
まず始めにBTU天童の教室長で、ストレスケア・カウンセラーの菊地若奈さんによる講話をお聞きしました。その中で、世界保健機構(WHO)の調査によると、病気の9割にストレスが関係していると言われている事を知りました。そのストレスの原因は心の問題ではなくて実は脳の疲労だということです。脳の疲労がストレスだとは知りませんでした。
そもそもストレスとは何かという説明があり、ストレス状態を引き起こす要因を「ストレッサー(刺激・圧力)」と言い、そのストレッサーにより歪んだ状態がストレスなのだそうです。その「ストレス」は心の状態ではなく、脳の疲労によって、筋肉、内分泌、免疫、自律神経の4つの働きにアンバランスが生じ、思考や感情が適切に働かなくなることが増えるということです。まずは自分のストレスを知ることが、ストレス解消のために大切だということです。
次に、自宅で簡単にできるストレス解消法の紹介がありました。目を閉じ、数を1から100まで数えながら、その場で足踏みを100回します。終わった時に、開始した位置からどのくらいずれているかで体の状況がわかるそうです。参加した方々の中には、ほとんどずれがない人がいる一方で、右回転したり、左に曲がってしまったりと結果は様々でした。


習慣① イライラしたら息を吐く
習慣② 大股で歩く
習慣③ バランスよく体を使う
習慣④ 寝る前3時間は何も食べない
習慣⑤ 寝る前30分の過ごし方
習慣⑥ ざわざわしたら整理整頓をする
習慣⑦ 食事は「美味しい!」と言って食べる
12時からは参加者の皆さんお待ちかねのヘルシー素材のランチです。ビッフェ方式で賑やかにテーブルを囲みました。ご提供いただいたランチを食べながら、素材の話や調理法等の話をお聞きしました。
当日のメニューは、河北町産イタリアン野菜7種類の野菜サラダを、岩塩やオリーブオイル、有機野菜のドレッシングで和えたもの。また数種類の自家製天然酵母パンと全粒粉を使ったパンや各種ベーグル。そして食品添加物、遺伝子組み換え原料、残留農薬、抗生物質に配慮した食材で調理された料理とデザートでした。どのお皿も美味しくいただき、お腹も大満足です。
今回の講座は、当日の会場として、NPO法人すみれ会の協力をいただき、NPO法人すみれ会が主宰している生活塾(山形市あかねヶ丘)の部屋をお借りして開催されました。生活塾(いきいきじゅく)は、おしゃべりを中心に、軽体操や音楽活動を取り入れたディサービスを提供しています。そのためか、アットホームな温かい雰囲気で、友人のお宅の茶の間にお邪魔しているようなくつろいだ感じでした。
参加者の皆さんからは、「テーマがストレスということで、誰にでも関心があることなので、興味が持てた。」、「ストレスとヘルシーな食を結びつけて、両面から健康になろうという内容が良かったと思う。健康的な食生活についても、食材の話や調理法などお聞きできて、今後活用していきたい。」、「ストレス対策として、今日からすぐ実行できそうなことを教えていただいたので、帰宅したら早速やってみたい。道具も必要でなく、手軽にできそうなのでいいと思った。」等の感想が寄せられました。

脳に疲労をためないでストレスとうまく付き合いながら、健康的な日々を過ごしていければいいですね。
■お問い合わせ
ちぇりっぽ(女性=健康Yamagata)
代表 田中千鶴子さん
メール:joseikenko@icloud.com