山形市コミュニティファンド分野別補助事業高橋畜産食肉 山形の食の美味しさ元気印ファンド
食の宝庫山形からの発信「親から子へ伝えたいレシピ」基調講演&レシピ審査発表会におじゃましてきました!

12月17日(日)山形市男女共同参画センター「ファーラ」で、特定非営利活動法人サポート唯が主催した講座、食の宝庫山形からの発信「親から子へ伝えたいレシピ」基調講演&レシピ審査発表会におじゃましてきました。
 この事業は、平成29年度山形市コミュニティファンド分野別補助事業 高橋畜産食肉 山形の食の美味しさ元気印ファンドとして採択されたものです。「親から子へ伝えたいレシピ」を、親子・高校生・大人の3部門で広く募集し、その中から優秀なレシピを選び表彰するというものです。

まず始めに6名の審査員の紹介があり、審査経過と結果発表がありました。応募されたレシピはどれも食の宝庫山形ならではの地産の食材を上手に利用した美味しそうなものばかりです。

親子部門では、「我が家の梅(うめ)ぇ手巻き&ちらし寿司」が最優秀に選ばれました。これは地元で取れた梅を使った梅干しと秘伝豆、山形県産牛を使用し、梅が苦手な人でも美味しく食べられるような工夫をして、彩り良く食べやすい寿司に仕上げたものです。

高校生部門では、「田舎いなり」というおばあちゃんが昔から作っていたきゅうりの佃煮を使ったいなり寿司が選ばれました。


大人部門では、「山形セルリーと鮭トバ(燻製)の酢漬け」が選ばれました。山形セルリーをまるごと使い切るそうで、鮭トバは柔らかくなり香りも楽しめるということでした。

どの作品にも山形のすばらしい食材について、その効果的活用法や調理法が取り入れられており、「なるほど~そうすればいいんだ」と感心することしきりでした。

後半は新潟県立大学人間生活学部子ども学科講師の山岸あずみさんによる「調理と健康・栄養バランスの良い食べ方」というテーマで講演がありました。日本人の食生活の中身は、炭水化物が減って脂質が増加してきたという変化があるそうです。また、食事の栄養バランスについての説明があり農林水産省が提唱している「食事バランスガイド」に沿って食事摂取基準を満たした栄養バランスのよい食事について学びました。

現在の子どもの食生活の問題点は「孤食」(1人で孤独な食事)、「個食」(家族でバラバラな食事)、「固食」(同じものばかり食べる食事)などがあり、日本の食生活の抱える問題点は、生活習慣病の増加や食の海外への依存、伝統的な食文化の喪失、朝食欠食率の増加等があるということでした。

山形県民の食生活は野菜の摂取量は多いが塩分も多く、運動不足であるということです。身に覚えの有る事ばかりで、参加された方々も一様に頷いている方が多くみられました。栄養バランスが良くて健康的で美味しい食べ方には6つのコツが有り、地元の新鮮な食材を使うこと、適切な食事量を把握すること、味覚の誘惑に負けない味付けに慣れること、食材のうま味を活用すること、質の良い油脂を上手に取り入れること、歯ごたえが適度にある食事にすることだそうです。

毎日の三度の食事から健康づくりに心がけ、活き活きと毎日を過ごせればいいですね。

■お問い合わせ先
特定非営利活動法人 サポート唯 代表 鹿野順子
電話:090-2366-8467
http://supportyui.org/