15YELL(いちごえ~る)
「これからの教育を考える~今あなたは幸せですか?~」が開催されました
平成29年11月13日(月)14時から、山形市男女共同参画センター「ファーラ」で、「これからの教育を考える~今あなたは幸せですか?」~が開催されました。これは平成29年度山形市市民活動支援補助金公開プレゼンテーション事業として開催されたものです。会場となった山形市男女共同参画センター「ファーラ」には小さいお子さんを連れた子育て中のママ・パパなど40人を越すたくさんの参加者が集まりました。会議室に隣設された親子観覧室から参加した親子もいました。
新しい時代の子育て応援講座と銘打ったこの講座は、「だれもが主人公 子どもを輝かせるとっておきの関わり方を届けます」というタイトルが付いています。講師は愛知県からいらした教育研究家で元中学校の教員だったくればやしひろあきさんです。くればやしさんは16年間中学校で主に生徒指導に関わってこられ、不登校やヤンキー、モンスターペアレンツなどの問題を多く担当して、手に負えない子や子育てに不安を抱えた保護者を多く見てきたということです。
会場の中ほどに敷かれたラグの上では小さい子どもが数人おもちゃで遊んでいて、そのまわりに8つのグループ毎に席につきました。始まる前からとても和やかな雰囲気です。最初はアイスブレイクで隣の人との共通点を探しました。その次に他の人にはない二人だけのマニアックな共通点を探しました。発表する度に会場から笑いが起こります。次に共通点探しを体験してみて気がついたことやわかったこと感じたことをグループ内でシェアしお互いに質問し合いました。
この講演会では基本のルールがあって、第一にどんな答えもOK(正解)であること、第二に答えが出ないのも正解だし、他の人が言っていたことと同じことでもいい、第三にどんな答えも「いいね」で受け止めるが、無理に受け入れる必要は無いということを確認しながら進めました。
次に「お金」、「仕事」、「友達」、「パートナー」、「子ども」、「楽しみ(趣味)」、「健康」と書き入れた7枚のポストイットを、自分の人生で大切だと思う順番に並べました。そして隣の人と二人組になって順位が1つ上のものと比較し、「『◯◯はあるが△△はない』『△△はあるが◯◯はない』どちらが心地よいですか?」と質問し合いながら自分なりの順位を決めました。最終的に決まった自分の順位をグループの中で見比べ、部屋中の人と見比べてみました。すると価値観の多様性に気付かされます。自分の中でも時々で価値観の順位は変動するし、最下位のものも大切であることに変わりはないことなどが分かりました。
次には感情への寄り添い方のワークをしました。眼の前にいる人の感情に寄り添いながら、共に笑い共に涙する。ただ聴き、ただ寄り添うことがつながりを生むことを学習しました。この講座で使われたテキストは36の質問で構成されています。どこから読んでもいいし興味のあるところから質問に答えていく形で進めることが出来ます。
最後の講師の言葉がとても印象的でした。「誰でも自分の中に答えを持っている。それを上手に引き出すためにこの36項目の質問を使って子どもとの関わり方を考えるヒントにしてほしい。答えはきっとあなたの中にあるはず」。今から24時間以内に自分が必ずできる小さな一歩を紙に記入して研修会は終了となりました。この自分が決めた小さい一歩は講師からの宿題ということです。参加された皆さんはきっと帰宅されてから宿題に取り組まれたことでしょう。今回の内容は子育て中の方だけではなく、ハッピーな人間関係づくりのヒントになると感じました。
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