損保ジャパン日本興亜福祉財団「認定NPO法人取得資金」贈呈式の様子
NPO法人アジェンダやまがた

3月15日(水)9時から、山形市木の実町のNPO法人アジェンダやまがたにて、2016年度NPO基盤強化資金「認定NPO法人取得資金」助成の贈呈式が行われました。

助成元である公益財団法人損保ジャパン日本興亜福祉財団より、損害保険ジャパン日本興亜株式会社山形支店から、橋本正夫さん、小関日出満さん、損保ジャパン日本興亜保険サービス株式会社から新田秀俊さんが訪れ、アジェンダやまがた代表理事の児玉千賀子さんへ目録と記念品が贈呈されました。

損保ジャパン日本興亜福祉財団は、損害保険ジャパン日本興亜株式会社の※出捐(しゅつえん)を受け、社会貢献活動の一翼を担う財団として設立された公益法人です。社会福祉の最前線で活躍している団体等への助成事業として、この基盤強化資金助成の他にも、障がい者福祉の事業を行う団体を対象とした自動車購入費助成や、社会福祉の発展に寄与する学術研究への助成等を行っています。
※出捐…金品を寄付する事

今回の「NPO基盤強化資金助成」は、地域福祉を支えるNPOが組織を強化し、持続的な事業活動ができるように支援していくことを目的としています。この内「認定NPO法人取得資金」の助成には、日本全国から49件の応募があり、地域課題への貢献度、認定取得への取り組みの進捗、認定取得後の活動等を選考基準として、1団体30万円、20団体への助成を決定。アジェンダやまがたは助成先団体として見事採択されました。

▲左から、損保ジャパン日本興亜の小関さん、橋本さん、アジェンダやまがたの大沼さん、児玉さん、損保ジャパン日本興亜保険サービスの新田さん

今回、助成を受けたアジェンダやまがたは、平成19年に任意団体として設立し、平成22年にはNPO法人格を取得して、子育て世代を音楽で支援すべく、療育を必要とするお子さんを対象とした音楽プログラムを提供している団体です。

現在、道路拡幅工事によって施設の移転が予想されること、実施している放課後等デイサービス事業所と児童発達支援事業所には、定員を超える利用希望者がいるといった課題があり、こういったサービスを求めている人たちに応え、そして長期的に安定した事業運営を図るために、認定NPO法人の取得に至ったのだそうです。

▲贈呈後の懇談の様子

代表理事の児玉さんは、「七日町の小さな部屋で始めた活動が、今では利用希望の方々にお待ち頂く程にまで成長した。定員超過を理由にお断りするのは毎回とても心苦しいため、放課後等デイサービス事業所の増設に向けて準備を進めている。将来的には就労支援事業所の開設も考えており、そのためにも、絶えず財政基盤の強化を図って行かなければならない。山形市中心市街地の活性化と地域の福祉資源の充実をテーマに、これからも活動を続けて行きたい」とお話されていました。

■NPO法人アジェンダやまがた
TEL 023-679-4045
WEBサイト http://nanoka.info/

▲アジェンダやまがたスタッフのみなさん(贈呈式後、1Fフロアにて)

文責:花屋
取材日:平成29年3月15日(水)