「福島県浪江町 震災復興パネル展」が開催されました
平成30年2月27日(火)~3月9日(金)の間、山形市市民活動支援センター多目的ホールで、一般社団法人東北圏地域づくりコンソ―シアムが主催し「福島県浪江町震災復興パネル展」が開催されました。今回は、その展示の様子を一部ご紹介します。
一般社団法人東北圏地域づくりコンソーシアムは、東北圏(7県)の地域コミュニティの再生や協働のまちづくりの推進を目的として、大学、NPO、企業、経済団体、行政等が連携したコミュニティ支援ネットワークです。東北圏地域づくりコンソーシアムでは、県外に避難されている浪江町民に対して、交流会の開催や戸別訪問、情報提供等を通じて支援を行う「浪江町復興支援員」の取り組みをサポートしています。山形県内でも平成24年度~平成28年度の間、復興支援員が活動を行いました。
今回の展示では、「浪江町について」、「浪江町の被災状況」、「浪江町復興計画」、「浪江町のいま」をテーマに、浪江町の文化や風景、行事の写真や、東日本大震災による浪江町内の被災状況や復興への取り組みを示した情報などが紹介されました。
浪江町は、福島県浜通りにある町です。東日本大震災と福島第一原子力発電所事故により甚大な被害を受け、全町避難を余儀なくされました。昨年3月に町の一部の避難指示が解除されましたが、まだ多くの町民が全国に分散して避難生活を続けています。
伝統のお祭りや行事などの写真や資料の展示は、浪江町の魅力を知ることができるものばかりで、活気ある町の姿や美しい風景を見ることができました。
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また、復興へと向かう現在の浪江町の姿や、復興に関する計画や取り組みなどについても、様々な資料が展示されました。
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“復興が加速する「いま」から「みらい」へ向かってさらに元気になっていく町の魅力を詰め込んだ『なみえ いまみらいマップ』”や、町広報紙『広報なみえ』も設置され、現在の町の情報を手に取ることができるようになっていました。
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立ち寄った方は、震災当時の被災状況のパネルや浪江町内の美しい風景の写真に、じっくり見入っているようでした。平成30年3月11日で、東日本大震災から7年目を迎えました。山形の皆さんにとって、震災による被害の大きさと被災地の現状を改めて知る貴重な機会になったのではないかと思います。